南御堂真宗大谷派難波別院
「毎月の言葉」より
「因果応報」
2024年1月
仏様の教えに、「諸悪莫作 衆善奉行(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう)『悪いことはするな、善いことはせよ』」という言葉がある。昨今では善い行い、悪い行いの定義は、人それぞれ異なる様相を呈する。しかし、この私が今現在当たり前のように不自由なく生きているのは、七代前までのご先祖の方々が真面目に生きてこられたお陰だといわれている。それは、今の私の行いが七代先の子孫にまで影響を及ぼすということを示唆しており、従って今現在の我が身の有様が最も大切であると仏様は説かれている。善い行いは善い結果を、悪い行いは悪い結果を生む。投げた球は自分に返るか、子孫に返るか、私たちを戒める尊い言葉としてしっかりと考えたい。
これまでの一言
- 2023年8月
- 「心の道しるべ」
- 2023年1月
- 「ただならぬ毎日を生きている」
- 2022年8月
- 「次世代へつなぐ生命のバトン」
- 2022年1月
- 「不思議な世界に生きている」
- 2021年8月
- 「仏さまからの賜りもの」
- 2021年1月
- 「続・伝える心の大切さ」
- 2020年8月
- 「伝える心の大切さ」