「三だけ主義」
2024年1月
最近、この言葉をよく耳にする。文字通り、自分が中心で、家族も含む他人への思いやりがない現代人の心の有様をズバリ言い当てている。全経済が豊かになり、幸せになったかといえば、むしろ個人の欲望が増長し、「恩」や「情」といった大切なものが消滅してしまっている。
仏様は、「生まれによって人となるのではなく、行為(業)によって人となる」と説かれた。我々人間は皆、凡夫であり、常に煩悩に迷わされ続けている。そんな姿を見抜いて、仏様は何千年も昔から私たちにメッセージを送り届けて下さっている。今こそお仏壇に向かい(身業)、南無阿弥陀仏の御名号を称え(口業)、すべての存在に合掌礼拝せよ(意業)、と。
これまでの一言
- 2024年1月
- 「因果応報」
- 2023年8月
- 「心の道しるべ」
- 2023年1月
- 「ただならぬ毎日を生きている」
- 2022年8月
- 「次世代へつなぐ生命のバトン」
- 2022年1月
- 「不思議な世界に生きている」
- 2021年8月
- 「仏さまからの賜りもの」
- 2021年1月
- 「続・伝える心の大切さ」
- 2020年8月
- 「伝える心の大切さ」